ピレリ新作タイヤ発表!

杉山輪業サポートライダー山崎選手に使用した感想をいただきました!


今月中旬にリリースされた、PIRELLIの新作チューブレスタイヤ
『P ZERO RACE TLR RS 28mm』をトレーニングやレースで使用させていただきました。選手目線での感想を書きましたので、参考にしていただけますと幸いです。
また、直近まで前作の『P ZERO RACE TLR SpeedCore 28mm』を使用しており、ロードチューブレスタイヤは他大手メーカーのレーシングタイヤはあらかた試しており、それらと比較した感想もお伝えできたらと思います。
※走行距離や時間が短く、耐久性については不明ですので予めご容赦ください。


〜セッティング〜
標題のタイヤを、『Fulcrum SPEED 42』にインストールしました。今までのP ZERO RACE TLRに比べて嵌め辛さを感じたものの、他社チューブレスタイヤに比べると格段に扱いやすく、素手で嵌め込むことができました👍
ビードはフロアポンプで簡単に上がりました。ビードが上がる際のパキパキ音は一切鳴らずにヌルッと上がっていました。
シーラントは所属する備後しまなみeNShareでサポートを受けているMUC-OFFシーラント(代理店:diatec様)をチョイス。ワイドリム×28mmタイヤということもあり、40mlでは空気圧が下がってしまい、少し多めに50ml入れました。
使用時の私の体重は62kgで、空気圧は前作同様、フロント4.0bar・リア4.2barに設定しました。


〜走行感〜
PIRELLI様の開発記事によると、前作のTLR SpeedCoreから、重量と転がり抵抗を削減し、他社フラッグシップのレーシングタイヤと同等〜それ以上の走行性能を実現。また対パンク層を削ったものの、これまでが分厚過ぎたため、他社レーシングタイヤと対パンクの数値を比べても劣らない数値が出ているとのことです。

その実験データが誇張ではないことは、走り始めて直ぐに実感できました。つい先日まで装着していた前作より明らかに転がりが軽く、どんどんスピードに乗っていく感覚。PIRELLIらしいモチっとした乗り心地の良さはそのままに、そしてグリップ力は前作より食い付きが良いと感じるレベルにもかかわらず、これまでを超える転がりの軽さを感じて驚かされました!
正直なところ、SpeedCoreを導入した前作でも、”転がり抵抗だけ”を考えた際は他社レーシングタイヤの方が優っていると感じていましたが、新作タイヤは転がり抵抗において劣る感じは一切無く、一気に大手レーシングタイヤと対等に渡り合えるレベルまでバージョンアップされていると実感しました。

前作よりレベルを落とした対パンク性能においては、そこまで悪い印象はありませんでした。タイヤのトレッドも薄過ぎるということもなく、開発記事に記述があった通りこれまでが分厚過ぎただけで、路面の荒れた道やがれた道を通っても不安感はありませんでした。

前作でデメリットであった重量面は、カタログスペックでは5gの軽量化でしたが、私の手持ちの前作と新作の実測重量では1本あたり10〜15g程軽量化されており、転がり抵抗の軽減も相まって、トレーニングやレースでの登坂速度が改善しました。とはいえ30分超の長いヒルクライムではしんどいかな…?という感じです(28cチューブレスタイヤ全般に共通して言えることですが)。
ヒルクライムレースでは、タイヤ幅を26cにするか、TTタイヤや、クリンチャータイヤ×TPUチューブを選択したいところです。


〜まとめ〜
新作『P ZERO RACE TLR RS』は、PIRELLIロードタイヤ史上最速の謳い文句の通り、走行性能をバージョンアップしたレーシングタイヤでした!
PIRELLI タイヤを既にお使いの方はもちろん、他社レーシングタイヤを使っている方も、走行性能の高さを感じられる良いタイヤです👍


山崎選手、選手目線の貴重な感想をありがとうございます😌

備後しまなみeNShare  https://enshare.jp

山崎 健 選手

愛媛県出身

SUGIRINサポートライダー


すこしでも気になった方はぜひご来店くださいませ☺️

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