弊社サポートライダー
備後しまなみeNShareの山崎プロ 新型デュラエースホイールを試乗 感想はいかに。

SUGIRINサポートライダーの山﨑です。

先日発表された新型デュラエース「WH-R9370 C50」を早速試乗しました。

すでにスタッフの神山さん・新開さんが、起伏のあるコースを走り、登坂性能や巡航性能(空力)を検証されていましたので、今回は少し異なる観点から、

①疲労した状態での使用感
②脚を止めたときの速度維持能力
③低速からの急加速力

この3点にフォーカスして試乗しました。

まず①の「疲労した状態での使用感」を確認するため、5時間のトレーニングライドを終え、ヘトヘトの状態でホイールを装着して走ってみました。

走り出してすぐに感じたのは、「走り出しが軽い」ということです。

一般的に重たいと言われる30Cのチューブレスレディタイヤが装着されていましたが、リムの軽さが効いているのか、クリートを嵌めて体重を乗せ、何度か踏み込むと、スーッと気持ちよくスピードに乗っていきました。
(※体重や脚質によっては、また違った印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。)

次に②の「脚を止めたときの速度維持能力」を確認するため、さまざまな速度域から脚を止めて空走させてみました。
いずれも不快な減衰感が一切なく、速度がある程度維持された後、緩やかに減速していきました。
ホイールによっては、脚を止めると速度が落ちる感覚が大きく、「脚を回し続けなければならない=疲れやすい」と感じるものもあります。
しかし、今回のデュラエースでは、そのようなネガティブな感覚はほとんどなく、気持ちよく回転してくれました。
ホイールそのものの回転性能に加えて、C50の空力性能も相まって、レースでは集団内で脚を止められる時間を長く確保できる、つまり「脚を温存できるホイール」だと感じました。

最後に③の「低速からの急加速力」を確認するため、90度コーナーやヘアピンコーナーの立ち上がりから、600〜1000W程度のパワーで全力加速を繰り返してみました。
踏み込みやバイクを振った際の応答性が非常に高く、レースホイールとして十分な高剛性を備えていると感じました。

また、カーボンスポークを採用し、スポーク本数が21本であることも影響しているのか、一踏みごとの加速力が強く感じられました。
特に、高トルクで重いギアを踏むことを苦にしない選手には、好まれるフィーリングではないかと思います。

今回フォーカスした3つのポイントにおいて、「WH-R9370 C50」は、普段私がレースで使用しているホイールにも匹敵する性能を感じさせてくれました。
短時間での試乗ではありましたが、非常に満足度の高いホイールでした。

何より印象的だったのは、試乗前は5時間のトレーニングを終え、「もう家に帰りたい」と思うほど疲弊していたにもかかわらず、走行感が気持ちよく、思わず踏み込んでしまったことです。
トレーニング以外で全力加速を何度も繰り返した(してしまった)のは久しぶりでした(笑)。

ロードレースなどの競技活動に本気で取り組みたい方はもちろん、今お持ちのカーボンホイールから、さらに上の走行性能を求めている方にもおすすめできるホイールだと思います。

ご参考になれば幸いです